Geishagoll Elegant Choco
Chocolate Point Siamese Male





 





ちょこ君と出会うまで

私にはNY在住の友人がいます。偶然にも、その友人の同僚がブリーダーなのです。
しかし、私がブリードしている猫種とは正反対のボテッとしたコビータイプの猫をブリードしてみえます。
シャムの男の子を探しているので、同僚から良いタイプのシャムを手配してもらえない?と聞いたのですが
同僚曰くやはり生き物なので健康面とか好みのタイプとか自分で選んだ方がいいと言われ、アメリカのブリーダーサイトと
CFA ALMANAC(ショーの成績やブリーダー広告が載っている本)を送ってもらいました。

もともとNYまで行く気だったので、NY在住のシャムのブリーダーさんを探しました。
スゴク良い感じのシャムを見つけメールアドレスが記載されていたのでメールを出しました。
先輩ブリーダーから、アメリカのブリーダーさんは1〜2回手紙を送ったくらいでは相手にしてもらえないと聞いていたので
返事は来ないかなぁ…と思っていたのですが、すぐに返事が来ました。
「残念ながら私はシャムのブリードはしていません。もし貴方がバリニーズを求める際には協力できるでしょう」
な・なんと!シャムだと思ったのはシャムの長毛バリニーズだったのです!(爆)
写真は顔だけしか写っていなかったので、、、、、失礼いたしました、、、、
アメリカのブリーダーさんは気難しいという固定観念が消え、とても親切だと思いました。
バリニーズをシャムと間違えてメールを出したアホな私に、わざわざ返事をくれたのですから。

その後、NYにこだわらず、どこへでも行くつもりで何件かに問い合わせました。
返事が来ないブリーダーさんもいましたが、最終的に2件に絞りました。
タイプ的に両方とも良い子でした。ひとりはオハイオなのでNYからは近い。生後6ヶ月の子が1匹。
もうひとりはユタ州。メールでのやり取りがとても感じが良く親切な方です。仔猫は何頭かいました。
結果としてユタ州ソルトレイクのGeishagoll Catteryに決めました。
譲渡希望は2000年1月。それから数ヶ月に渡りメールのやり取りが始まったのです。
が…途中で2000年1月から猫にも動物検疫が開始される事が決まり、急遽1999年中に渡米し帰国が必要に!
しかも、狂犬病の予防接種をして30日以上経過していないと出国できないうえ
狂犬病の予防接種が可能になる時期も州毎に定められていて、政府公認の獣医師の証明書など
アメリカを出国出来る手続きも至急しなければならず猶予がなくなりました。
ブリーダーさん曰くアメリカの法律は厳しく例え1日でも日数が足りなくては認めてもらえないそうです。
しかし、いくら検疫が実施されても日本はまだ甘い方で、オーストラリアや同じアメリカなのにハワイは凄く厳しいそうです。

ちょこ君に決まる前に出国に間に合う手続きが可能な候補の子が何頭かいました。
希望としてはシールかチョコレートの男の子ですが、早く決めないことには出国手続きが間に合いません。
今度どうのような子に育つかわからないので、ブリーダーさんに最も良いであろう子を選んで頂きました。
それが、ちょこ君だったのです。






 





アメリカにいた頃のちょこ君






ちょこ君との出会い
 
全ての手配も整い、出国出来る日も決まり渡米しました。
結局アメリカからの出国は、出国できるギリギリの日(狂犬病の予防接種から30日目)
渡米してもソルトレイクに行くのは日程の最後で約10日後です。
出国出来るようになるまで、他の目的地で時間を消費し最後の3日間をソルトレイクで過ごします。
ソルトレイクから発つ時は朝早い便に乗っても、日本(名古屋)への国際線乗り継ぎに間に合わないので
1晩デトロイトで、ちょこ君共々滞在しなければなりません。
ちょこ君にとっては厳しい日程が待ち受けているのです。

ソルトレイク空港で無事コニーさんに会え、車で30〜40分。いよいよ、ちょこ君とご対面です!
シャムちゃん達が出迎えてくれたのですが、その中で2匹だけ隠れた子がいました。
でも、他の猫さん達に見とれていて気になりませんでした。
冷静になって「私の猫はどの子ですか?」と聞くと「今隠れた子です」と言われ…
がぁぁぁぁぁーーん!!!また、ビューティみたいな性格じゃ…。
もう1匹の隠れた子が現在ショーに出している子らしい。
2匹とも余り姿を見ないけど…<不安>
ずっと隠れたままで出てこないので、捕まえてリビングに置いてあったケージに、、、、
やっぱ、近づくと怖がるんだよねぇ…ちょっと手強いかも。。。






 





名前の由来

名前は、そう、チョコレートポイントにすると決まった事から即決定。
勿論、チョコレートポイントだから「ちょこ」
単純な名前だと思うかもしれませんが「ちょこ」って響きも可愛い♪
ブリーダーさんが、名前は決まっているの?と聞くので「ちょこ」と答えたら、どんな意味?と聞かれました。
日本ではチョコレートのことをチョコって略すけど、英語では略さないのかな?
血統書上の猫名は、ちょこだけでは寂しく単純な気がしたのでEllegant Chocoです。
名前を重視したら、文字数Overでof Elizabethcatが付けられなくなってしまった…。

 

性格

ちょこ君は、うちに来て初めて他の猫さん達と対面しても全然怒りませんでした。
先住の猫さん達が近づいていき威嚇しても、困った顔をしていましたが動じません。
どれだけ威嚇して怒られても絶対に手を出さないし声も出さない、かといって逃げる訳でもない。
そんなちょこ君なのでスムーズに溶け込め、すぐにみんなと仲良くなれました。
すごく温厚な子なので未だに怒ったところを見たことがありません。
しかし…人間は苦手なようです、、、、
お客様がみえるとすぐに隠れてしまいます。
しばらくすると出てくるのですが、それは部屋を移動したいからであって
姿勢を低くして尻尾を下げ足早に走り去っていきます(涙)
やはり初対面の時の様子と変わりません、、、、
猫にはこんなに温厚で警戒心がないのに、人間にはどうしてぇ〜〜?
これじゃ、ショーには行けません(泣)




イクメンちょこ君

ちょこ君は大人になって仔猫が大好きになりました。
大人の猫さん達とも仲良しですが、パパになってからは子育ても好きなようで
ママ猫が仔猫から離れると、代わりにちょこ君が抱いて寝ています。毛繕いやお尻の世話もしてくれます。
また、仔猫がよちよち歩き出すと、他の仔猫達と離れてしまっている子を噛んで運び元に戻しています。
猫どうしのじゃれ方や噛む具合も教えます。
もう少し大きくなると、今度は物を使って遊ぶ方法を教えます。
ボールペンが置いてあると、銜えて仔猫の前に持っていき転がして見せます。
すると仔猫は、ちょこ君がやったのと同じ事をやります。それを満足そうに目を細めて見ています。
仔猫が転がしすぎて隅の方で行き詰まってしまうと、また銜えて真ん中に戻します。
お昼寝の時間になると招集を掛ける声で仔猫を呼び集め、自分の体をベッドにさせて寝付かせています。
ママ猫さんは授乳(これだけは代われない)だけで、後はちょこパパがお世話をしてくれます。
男の子でこれだけ面倒見のいい子は初めてです。
と、いうかオス猫が育児に協力するなんて驚きです。





 





みんなと仲良しちょこ君。大きい子がちょこ君です。
子育て中のちょこ君。仔猫を寝付かせています。





 未虚勢のほとんどの男の子は生後8ヶ月頃からマーキング行為を行うのですが、ちょこ君はその行為を行いません。
これは本当に助かっています。経験も豊富で複数の男の子と同居しているにもかかわらずです。
さすがに発情中の女の子がいると、呼ぶような声で鳴きますがマーキングはしません。
手の掛からないおりこうさんです。






ちょこ君のお母さん
CFA GC. RW. Geishagoll Evaleigh DM