当キャッテリーのサイアミーズはアメリカ・ユタ州ソルトレイクシティのサイアミーズ専門キャッテリー
'Geishagoll'より直輸入した日本初 Geishagoll
サイアミーズです。
日本でアメリカ産のサイアミーズといえばS☆n-to☆が有名ですが、アメリカCFAの同じリージョンで
互角の成績を競っているのが Geishagoll
キャッテリーです。
当キャッテリーのシャム猫はGeishagollまたはGeishagollの血を引く子達です。
Goller夫妻とは過去2度の渡米により親交を深めております。
Vernonさんは2002年、心臓発作のため急遽されました。ご冥福をお祈りいたします。
My
Siamese cats are the first of this type imported in Japan from
Geishagoll, a Siamese-only cattery in
Salt Lake City, Utah. While S#n-to# are the most famous Siamese
in Japan, Geishagoll are
formidablecompetitors for them within the same CFA regions in the
U.S.
Geishagolls have a splendid history of Grandchampions, RWs and
DMs, and have produced fabulous offsprings.
My Siamese cats are all either pedigreed Geishagolls, or in their
authentic bloods.
Meanwhile, I have fostered a deepest friendship with Connie and
Vernon through my visit in the U.S.
Dear Connie and Vernon
Thank you very much, Connie and
Vernon, you always welcome me with heartwarming hospitality
and make my visits perfect, unforgettable ones. I really enjoyed
staying at your home.
The Siamese cats you offer me are most promising, and seeing
their kittens always give me a great joy.
Thank you once again for your brilliant Siamese
cats.
日本で最も古く、よく知られた猫種です。世界中でと言っても過言ではないでしょう。
過去にたくさんいたシャムは、やや太めのボディに丸顔。
鳴き声が大きく攻撃的な面があったことから日本人の気質と住宅事情に適合せず激減してしまいましたが
現代のシャムは、細くしなやかなボディにくさび形の顔と大きな耳が特徴で
飼いにくい面も改良され温厚で無駄鳴きしない飼いやすい猫となりました。
四肢と尻尾、お顔とお耳のポイントカラーがとても魅力的な猫です。
シャムの歴史は古く14世紀の書物には、すでにシャムらしき存在が登場しています。
明確なところでは今から200年ほど前シャム王朝(現在のタイ)の宮殿や寺院のみで飼われていました。
当時のシャムは神や秘宝として扱われていたので民間人が飼うことが出来ない高貴な存在でした。
その後1884年にイギリス領事館へ王朝からの贈り物として渡り世界中に広がる事となりました。
現在でもタイでは猫の神様とされています。
シャムには様々なポイントカラーがありますが、CFAでシャムと認められているのは
シール、チョコレート、ブルー、ライラックの4色のみです。
それ以外のポイントカラー(レッドやリンクスなど)を持った猫はカラーポイントとして区分されます。
また、シャムとカラーポイントとの交配で産まれた4色のシャムは、シャムであるにもかかわらず
CFAではオリエンタルもしくはカラーポイントとして登録されます。
つまり基本の4色以外(カラーポイントもしくはオリエンタル)の血が1度でも混じれば
例え産まれた仔猫が基本の4色であっても、シャムとしてのナンバーは取得できないのです。
産まれた4色以外の猫はカラーポイントもしくはオリエンタルとしてCFAナンバーが取得できます。
これは、シャムとオリエンタルとの交配で産まれた仔猫にも同じ事が言えます。
それに対しTICAではカラーポイントとの区分けもなく全てのポイントカラーがシャムとして認められています。
ポイントを持つのがシャムで、ポイントを持たないのがオリエンタルです。
またシャムとオリエンタルとの交配で産まれた仔猫は、シャムはシャムとして
オリエンタルはオリエンタルとして個々に認められTICAナンバーが取得できます。
このように同じアメリカのクラブであっても、CFAとTICAではかなりの違いがあります。
例えばレッドポイントのシャムがCFAとTICAのナンバーを持っていたとしたら
CFAではカラーポイント。TICAではシャムとなる訳です。
このようにCFAでのシャムの区分けは複雑な面があり、基本の4色のポイントを持つシャムであっても
必ずしもシャムとしての登録ができるという訳ではないのです。
(両親がシャムとしてのCFAナンバーを取得していれば、この限りではありません)
発祥地 | タイ |
誕生年代 | 1300年代 |
ポイントカラー | 基本の4色以外にレッド、クリームや各色リンクスポイントなど |
目 | アーモンドアイ |
目色 | ブルーのみ |
耳 | 大きく離れていているのがよい |
顔 | くさび型でV字を描く |
毛質 | シングルコートで固くて肌に密着している。光沢がよい |
ボディ | 細長く筒状 |
スタイル | 最も細いオリエンタルタイプ |
手足 | 細くて長い。前足より後ろ足の方が長い |
尻尾 | 細くて長く鞭のような尻尾 |
昔、日本にたくさんいた頃のシャムは好奇心旺盛で社交的でしたが
気性が激しく攻撃的な面があり、飼い主さんは傷が絶えないという飼いにくい一面がありました。
また鳴き声も大きかったことから日本の住宅事情にも困難を極め激減しました。
しかし、現代のシャムは飼いにくい面が改良され、無駄鳴きせず温厚でおだやかな性格です。
好奇心旺盛なところはそのままで何にでも興味を示しますが、神経質な面も持ち合わせています。
特に環境の変化や初対面の人には神経質になります。
もともとは好奇心旺盛なので興味はあるのですが、物音ひとつでビクッとしたり隠れたりというように
怖がりの怖いもの見たさとでもいうのでしょうか。
猫にも人間との相性があるようで、みえたお客様によって、好奇心旺盛な部分が出て様子を伺いに来る場合と
神経質な部分が出て隠れる場合があります。相性が合う人の場合は「誰が来たの?」とお出迎えしてくれるかと思えば
合わないと隠れてしまいます。しかし、もともとが好奇心旺盛な性格なのでチラッと覗いては戻り様子を伺います。
自分に危害を加えないと分かると(加える訳ないのに)気を許し態度が急変して人なつこくなります。
とても甘えん坊さんで愛情表現が豊かなので、ゴロゴロと大きな音で喉を鳴らし体をこすりつけて表現します。
まるでマタタビに酔っているのかと思うほどに表現する子もいます。
細くしなやかなボディをしているため動きは機敏で良くじゃれます。
ボールなどで自分で遊ぶよりも、猫じゃらしで遊んであげると目を輝かせ非常に喜びます。
頭が良いのも特徴のひとつで、相手をしないでいると遊びを要求することもあります。
多くの猫はダブルコートと言って上毛と下毛が2重に生えていますが
シャム(オリエンタルを含む)はシングルコート(上毛のみ)でアンダーコート(下毛)がありません。
そのため、とても寒がりです(体が弱いという訳ではありません)
冬季は暖房を入れ更にペットヒーターなどで暖かくしてあげる事が必要です。
また、ドーム型の猫ベッド゙や猫つぐらのように周りを覆われている物が保温性があり好みます。
暖房がきいている部屋にいるにもかかわらず陽が当たる窓際やストーブの前を好みます。
寒いと感じる時は肌に密着した被毛が毛羽立ってくるのでわかります。
冬季の夜は一緒に寝るのがいちばんです。
どんな高価な暖房器具よりも人間の体温がいちばん良いのです。
スリムなシャムですが決して痩せている訳ではありません。
細くても抱くとずっしりした重みがあり筋肉質であることが大切です。
太るからと、あまりにも厳しい食事制限はかわいそうです。
仔猫のうちから食事制限しすぎると、体が大きくならなかったり常に空腹で神経がピリピリした子に育ちます。
しっかりと食べさせて、しっかりと運動させましょう。
体型を見ながらドライフードは成猫用と減量用(ライト)を混ぜたりして調整すると良いでしょう。
爪を切ったり耳掃除をするのは、どんな種類の猫を飼っても必要な事です。
シャンプーも同じですが、目安として被毛を触って脂っぽいと感じたらシャンプーしてあげましょう。
女の子よりも男の子の方が皮脂分泌が多く脂っぽくなりやすいです。
シャンプー後は張りついた被毛が浮きがちになりますが次第に落ち着いていきます。
ショー前のシャンプーは数日前に行った方が被毛が落ち着き良いでしょう。
シャムとしてのお手入れは被毛を手やセームで撫でることです。
光沢がよくなり手に吸い付くような被毛になります。
ショーに出す場合は耳の内側の飾り毛(イヤータフト)をカットします。
カットすることにより耳をより大きく、顔をすっきりと見せることが出来ます。
耳の前の毛が少ない辺りもカットした方が良いでしょう。
顎の周りの短い髭や手の後ろに生えた長い毛もカットします。
これはショーに出すために必要なお手入れですので
ペットとして飼うにあたっては必ずしなければならないお手入れではありません。